祝婚歌。

 昨日に続き、夫の話。

この詩は、夫がプロポーズしてくれた時に
くれた詩です。

   祝婚歌
                    吉野 弘

 二人が睦まじくいるためには
 愚かでいるほうがいい
 立派すぎないほうがいい
 立派すぎることは
 長持ちしないことだと気付いているほうがいい
 完璧をめざさないほうがいい
 完璧なんて不自然なことだと
 うそぶいているほうがいい
 二人のうちどちらかが
 ふざけているほうがいい
 ずっこけているほうがいい
 互いに非難することがあっても
 非難できる資格が自分にあったかどうか
 あとで
 疑わしくなるほうがいい
 正しいことを言うときは
 少しひかえめにするほうがいい
 正しいことを言うときは
 相手を傷つけやすいものだと
 気付いているほうがいい
 立派でありたいとか
 正しくありたいとかいう
 無理な緊張には
 色目を使わず
 ゆったり ゆたかに
 光を浴びているほうがいい
 健康で 風に吹かれながら
 生きていることのなつかしさに
 ふと 胸が熱くなる
 そんな日があってもいい
 そして
 なぜ胸が熱くなるのか
 黙っていても
 二人にはわかるのであってほしい
  

いい詩ですねぇ~
これは、夫婦関係だけでなく
どの人間関係においても言えることかと思います。

私は、腹が立った時は
思いっきり、ブリブリ怒り、
周りの人に言いふらします。

でも、そこで発散させた後は
根に持たないようにしています。

いつまでも、そのことにこだわり続ける
自分が嫌なので。

また、太陽が昇れば新しい日の始まりです。

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