倉敷中央病院での講演会。

昨日、倉敷中央病院の講演会に行きました。
昭和大学の小児科医、水野克己先生が
「エビデンスに基づく搾乳支援」という題でお話ししてくださいました。

私は、今年の4月から1人で仕事をするようになりました。
世間から取り残されないために
いろんな方のいろんなお話を聞こうと思っています。

さて、水野先生のお話ですが
今まで経験として感じていたことを
生理学的にお話ししてくださり
「あぁ~、なるほどなぁ。」
と、ガッテン!できることが多かったです。

特に、「生後2日目までの授乳回数が多ければ多いほど
プロラクチン(母乳を出すホルモン)受容体が増え
早く母乳の量が増える 。」とのこと。

そうだよなぁ~
だから、出生直後から母子同室で頻回に授乳していると
退院してからの母乳の分泌が良いのですね。

しかし、プロラクチン受容体というものがあるんですね。
これは初耳でした。
この、期間限定の短期間にプロラクチン受容体を増やしておくと
これから先の授乳が楽なんですね。
プロラクチン受容体は、ここで増やしておかないと
後から増やすことはできないそうですよ。

そして、12時間授乳しないと
乳腺の中に死にかけた細胞が見られるらしいです。
だから、母乳は外に出し続けなければ
分泌が下がりますよね。

その他、後から出る母乳の方が脂肪分が多いとのこと。
だから、母乳の分泌が多い方には
「授乳前の母乳を搾乳して捨てて
後の母乳を赤ちゃんにあげてください。」
と言います。

ただ、先輩から聞いてなんとなくお母さんにお伝えしていたことが
ちゃんと理にかなっていたと言うことが
うれしかったです。

そして、今度からお母さんにお話しする時、
今までよりも論理的でわかりやすくお伝えすることができるかと思います。

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