昨日、10月予定日の妊婦さんに付き添って、川大を受診しました。
この方は血液中に特殊な抗体があり、
通院していた産婦人科の医師からは
「助産院でのお産は無理。」と言われました。
妊婦さんと話し合いをし、
「嘱託医である川大を受診して、相談しよう。」と
2週間前に川大に行きました。
その時、その日の担当医だった中井先生が
「赤ちゃんは今のところ元気やし、様子みながら助産院でお産してもかまわんやろ。」
と、言ってくれました。
妊婦さんとは、
おそらく「助産院でのお産は無理ですね。」
と言われるのを覚悟していました。
「嘱託医である川大の医師に言われたら、あきらめがつくよね。」
と、2人で話をしていました。
中井先生の言葉に
驚きと同時に喜びが込み上げてきて、
目がうるうるしました。
そして、その妊婦さんが
「中井先生かっこいい!」って!!!
どう見ても・・・
白衣を着ていなければ・・・
医師には見えない・・・
小汚い感じの先生ですがぁ。。。
妊婦さん曰く
「今の妊娠週数では、赤ちゃんに何かあったとしても
病院でもどうすることもできへんのんよ。」
という中井先生の言葉に
「腹が決まった。なるようにしかならん。」
と思ったそうです。
そして、
「たとえ国定さんのところでお産できなくても、
中井先生のいる川大なら納得のいくお産ができる。」とも。
さらには
「今までお産が楽しみでなかった。
でも、今は赤ちゃんに会えるのが楽しみです。」と。
良かったです。
そして昨日。
抗体の数値は低め、ベビーの発育順調で、
助産院でのお産に太鼓判を押してもらいました。
いろいろあったけど、彼女には必要な時間だったのでしょう。
そして、私にも必要な時間だったのでしょう。
妊婦さんと
「何があっても最後まであきらめないことだね。」
と言って、昨日はお別れしました。
彼女とならきっと素晴らしいお産をする。
そう信じています。